
訪問診療
訪問診療
訪問診療は、お一人で通院が困難な患者さんのもとに医師が定期的に診療にうかがい、計画的に治療・看護・健康管理等を行うものです。定期訪問に加え、緊急時には必要に応じて臨時往診や入院先の手配なども行います。訪問診療の目的は病気の治療だけではありません。転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡(床ずれ)などの予防、栄養状態の管理など、予測されるリスクを回避し入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割となっています。
2025年5月より当院は厚生労働省が定める「在宅療養支援診療所」の施設基準を取得いたしました。
「在宅療養支援診療所」とは、患者さんが住み慣れたご自宅で安心して療養生活を送れるよう、国が定めた一定の基準を満たすものとして、在宅医療を提供する機能を持った診療所です。
通常の訪問診療を対応している地域は、多摩市、八王子市、町田市内です。
ただし、八王子市は松が谷、別所、南大沢、堀之内、越野、上柚木、鑓水、中山、下柚木となります。
ご自宅以外にも介護施設への訪問診療も行います。
例)養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、認知症対応型共同介護事業所など
血液検査、各種細菌検査、超音波検査、尿検査、心電図 等
レントゲン、内視鏡検査 等
※その他、必要に応じて連携医療機関へ精査目的で受診をしていただく場合があります。
胃ろう、腸瘻、経鼻経管栄養、在宅中心静脈栄養、在宅自己注射、在宅酸素療法、膀胱留置カテーテル、褥瘡管理、終末期医療および癌性疼痛管理 等
からきだ駅前クリニック 院長 / 難病指定医
多摩地域の多くの皆さまと医療の提供を通じて長く付き合える関係を築いていけたらと思っています。お気軽にご相談ください。
東京慈恵会医科大学卒
大学病院でも勤務しており、訪問診療も10年以上行ってまいりました。
日本内科学会(認定医・専門医・指導医)、日本老年医学会(専門医・指導医)、日本専門医機構 総合診療専門医・指導医、難病指定医等の資格も有しております。
地域の方々の医療の支えになるように尽力させていただきますので、よろしくお願いいたします。
訪問診療をご希望される本人やそのご家族からのご相談も可能です。在宅医療について、ご自宅での療養生活について、医療・介護保険についてなど、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
また、ケアマネジャー、病院の医療相談室や地域医療連携室、地域包括支援センターを通じてお問い合わせいただくことも可能です。
ケアマネジャー・地域包括支援センター・医療連携室の方は、訪問診療依頼票をご記入のうえFAXで送信いただければ、訪問日などの調整につきましてはこちらから折り返しご連絡をいたします。
ご相談いただいた方から患者さんの詳しい情報をうかがいます。
他の医療機関に入院または外来通院をしていた方は、『診療情報提供書(紹介状)』をご準備いただくことをお願いする場合があります。診療情報提供書は、これまでの治療内容や検査結果などを当院が把握し、よりスムーズで適切な診療を提供させていただくために大変役立ちます。診療情報提供書がなくても訪問診療を開始することは可能ですが、患者さんの状態によっては、過去の治療情報が不可欠となるケースもあります。
もし患者さんご自身での準備が難しい場合や、当院を受診後に情報が必要と判断された際には、患者さんの同意を得たうえで、当院から他の医療機関へ診療情報提供書の依頼をさせていただくことも可能です。
患者さん・ご家族から在宅療養へのご要望についてうかがいます。その際、当院のご契約内容について丁寧にご説明いたします。
必要に応じてケアマネジャー・訪問看護ステーション・訪問ヘルパー・訪問調剤薬局・在宅医療機器・介護福祉用具の手配を行います。
また、入院中の方は、病院で「退院前カンファレンス」が行われます。
定期的な訪問診療が開始となる場合は、患者さん一人ひとりの状態に合わせて医師が『在宅療養計画書』を作成いたします。
計画書のスケジュールに沿って、ご自宅もしくは介護施設を訪問し診療を行います。
月2回の定期訪問を目安として患者さんの状態に合わせて訪問する回数を決定します。
医師が必要と判断した場合には臨時での往診も行います。
当院は生活保護法指定医療機関です。
生活保護を受給されている方でも、訪問診療の対象となります。市区町村の生活保護担当課へ意見書を提出する等の手続きがありますので、お気軽にご相談ください。
当院は難病医療費助成指定医療機関であり、院長、非常勤医師ともに難病指定医です。
そのため、新規、更新用の臨床調査個人票(診断書)を作成することができます。
指定難病により通院が困難な方も、訪問診療の対象となります。
在宅での生活面など、ご不安な点もあるかと思いますので、お気軽にご相談ください。