運送業に従事されているドライバーの皆様へ
- 2025年11月30日
- 検査

ドライバーの皆様にとって、安全運転は社会的責任であり、プロフェッショナルとしての重要の使命です。しかし、睡眠時無呼吸症候群(SAS)による日中の強い眠気や集中力の低下は、居眠り運転や重大な事故に直結する重大なリスクをはらんでいます。実際、SAS患者はそうでない方に比べ、交通事故を起こすリスクが約2.4倍も高まるという研究報告があります。国土交通省の対策マニュアルでも、自動車運送事業者におけるSAS対策の重要性が強調されています。安全な運転を続けるためには、「もしかしたら…」という小さな違和感や気づきを放置しないことが大切です。
このような症状に心当たりはありませんか?
・運転中に一瞬意識が遠のくことがある
・信号待ちなどでつい居眠りしてしまう
・家族や同僚から「いびきが大きい」「呼吸が止まっているようだ」と指摘された
・朝起きても頭が重く、ぐっすり眠れた感じがしない
・夜中に何度も目が覚める
これらは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の典型的なサインです。しかし、ご自身では気づきにくいため、知らないうちに事故リスクを抱えている可能性があります。
SASでもCPAP治療により事故リスクを確実に下げることができます。
日本呼吸器学会の診療ガイドラインでは、CPAP治療によってSAS患者の事故発生リスクは低下することが明確に示されています。海外の研究でも、CPAP治療により事故リスクが有意に低減し、5人治療すると1件の事故を防げるというデータも報告されています。つまり、CPAP治療は運転の安全性を守るうえで有効な手段であることが科学的に証明されています。
当院では、忙しいドライバーの皆様でも無理なく検査や治療を受けられるよう、以下の体制を整えています。
・自宅でできる簡易検査、入院不要の精密検査
・必要に応じてオンライン診療を活用し、通院の負担を軽減
・会社提出用の書類作成に対応
・簡易検査費用の会社への直接請求が可能
皆様が安心して長くお仕事を続けられるよう、治療を通じて健康をサポートいたします。
少しでも気になる症状などがあれば、お気軽にご相談ください。
参考文献
・国土交通省「自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群対策マニュアル」
・日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」