大腸がんの啓発月間
- 2024年3月11日
- その他
国立がん研究センターのがん統計予測によると、2023年の日本では、16万人が新たに大腸がんと診断され、罹患者数1位のがんは大腸がんであると予測されています。また、大腸がんによる死亡者数は、女性のがんにおいては1位、男性は2位となっています。ただし、大腸がんは早期に発見して治療をすれば多くの方は治ることが期待できます。
ところが早期の段階では自覚症状がほとんど現れないためか、大腸がん検診の対象年齢である40歳になっても便潜血検査を受けない方は5割以上にのぼります。また、便潜血検査で陽性(要精密検査)の判定を受けても、約3割の方は精密検査である大腸内視鏡検査を受けていません。
そのような中、大腸がん検診の大切さを伝えることなどを目的として、3月が国際的な「大腸がん啓発月間」と定められ、世界各地でさまざまな啓発活動が行われています。
この期間には、大腸がん啓発カラー「ブルー」で各地を彩るライトアップが行われ、大腸がん啓発の大切さを広く訴える取り組みが行われています。
大腸がんから身を守るため、大腸がん検診の対象年齢である40歳以上の方は検診を受けていただく。そして、周りの対象年齢の方々に、大腸がん検診の受診をお勧めるなど、ぜひ身近なことから取り組んでいただければと思います。
啓発リーフレット「大腸がん通信」(日本対がん協会)
がん統計予測(国立がん研究センター)
みんなに知ってほしい大腸がんのこと(オリンパス)
3月は大腸がんの啓発月間です 「ブルーリボンライトアップ」(日本対がん協会)