花粉症|からきだ駅前クリニック|唐木田駅の内科、皮膚科、内視鏡検査

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医療コラム

花粉症|からきだ駅前クリニック|唐木田駅の内科、皮膚科、内視鏡検査

花粉症

樹木の花粉が飛散する春は、花粉症の方にとって辛い季節でもあります。多摩地区におけるスギ・ヒノキ花粉の飛散は、過去10年間の平均飛散開始日は2月15日となっていますので、まもなくその時期がやってきます。例年だと5月上旬くらいまで続きますが、最初はスギの花粉が飛散し始めて3月上旬にピークをむかえ、少し遅れて3月中旬からヒノキの花粉が飛散し始めて4月上旬にピークを迎えます。

花粉症は多くの国民を悩ませ続ける社会問題となっており、花粉症の有病率は年々増加、令和元年時点で有病率は4割超にも上るという調査結果があるほどです。花粉症を含むアレルギー性鼻炎の治療については、症状を抑えるための対症療法と、症状が出ないようにするための治療法(アレルゲン免疫療法)などいくつかの治療法があります。アレルゲン免疫療法のなかには、注射に比べて身体への負担が少ない治療として、舌下免疫療法治療薬が開発されていますが、原料の確保や増産体制の構築等が進められているものの現時点では治療薬の流通量が限られています。そのこともあって当院では舌下免疫療法は行っていませんが、薬物療法では鼻水を抑える抗ヒスタミン薬の飲み薬や、鼻の炎症を抑える点鼻ステロイド薬、鼻づまりを改善する作用があるロイコトリエン受容体拮抗薬などが用いられます。抗ヒスタミン薬は眠気などの副作用がありますが、近年は眠気の出にくい薬もありますので、お気軽にご相談いただければと思います。

医薬品の処方にあたっては、厚生労働省より花粉症の治療薬に係る長期処方やリフィル処方箋の活用が求められておりますので、診察した医師の判断となりますが、ご希望の場合はお申し出ください。

花粉症の辛い症状を軽減させるには、花粉をできるだけ避けることが重要となるほか、風邪やお酒、喫煙、食事などに気を付けるとともに、寝不足、過労にも注意し、規則正しい生活を送ることも重要となります。

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